チームのメンバーが、マックスまで力を発揮する方法、知りたくありませんか。ここでそれを学び、リーダーであるあなたを中心にして、最高のチームを作っていきましょう。

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みなさん、こんにちは。鑑　樹一（かがみ　みきひと）です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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「人間はポリス的動物である」

これはアリストテレスの有名な言葉です。本当にそう思います。

人は群れをなすことによって生き延びてきました。もちろん、例外的に山に一人で住んでいるという人も、なかにはいますが・・・・・

しかし、人は、熊にも、虎にも、鮫にも、肉体だけで戦ったならば勝てる存在ではありません。大変弱い存在です。

人は群れをなすことによって、お互いを助け合うことによって、一人一人の不完全をカバーすることによって、今現在まで生き残ってきたのです。

だから、我々のDNAには、「群れの中で生きる」ということが刻み込まれているのです。

だから、それが破綻するような時

たとえば

クラスの中でいじめられた時、

会社の中で疎まれた時、

家族にバカにされ相手にされなくなった時

人は目の前が真っ暗になり、御存じのように、時には死さえ選んでしますのです。

こう考えると、人の所属に対する欲求は、「生きたい」という欲求より、強いともいえないことはないと思うのです。

だから、チームのリーダーは、メンバーのことを気にかけておくことが大事なのです。。

◆メンバーが気持よく、チームに所属できているのか。
◆メンバーのチームに対する帰属意識の状態はどうか。
◆メンバー間の関係が、うまくいっているのか。
◆メンバーそれぞれに役割があるのか。
◆メンバーに光があたる場面を設定しているか。
◆メンバーのことをよく知っているか。
◆メンバーとのコミュニケーション、自分の方から積極的にとっているか。
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リーダーのしなければならないことは山のようにあります。

ここでは,「メンバーに光をあてる」ことについてだけ、けお話ししておきます。

何回も言っているかもしれませんが、人間は「ありがとう」と感謝されると強く幸せを感じる動物なのです。

また、「ありがとう」といわれなくても、自分自身が、人がきっと「ありがとう」と思ってくれている。つまり、人に対して貢献できているという時にも、満足感を感じる動物なのです。

だから、リーダーはメンバーが、チームの中でそういった感情をもてる場面を設定する必要があります。

リーダーであるあなたは、それができているでしょうか。

一人一人に舞台を用意し、メンバーにその舞台の主役として活動してもらい、リーダーがそこに強烈なスポットライトをあて、そして観客席で他のメンバーたちが拍手喝采する状況をつくることが、リーダーの役割となるのです。

チームリーダーとして、そういった意識を強くもち、
常にそれができているか否か、そのことをチェックし、
日々その改善に向けて努力していく。

それがリーダーの役割なのです。

たとえば、運動部を運営した時

私はたくさんの責任者をつくっていました
　道具出し入れの責任者、グラウンド整備の責任者、チームの元気の責任者・・・・

そして、その仕事を評価し
「Aががんばっているから、チームがいつも助かってるんや。本当にありがとう」などとみんなの前で本気で感謝します。

そうするとA君は、みんなに貢献できているという気持ちを強くもつことができます。また部員達から感謝の気持ちを述べられたりするととても幸せな気持ちを味わうことができます。

とにかくリーダーは、前も書きましたが、まるで刑事のように、まるで猟犬のようにメンバーのいいところを探しだして、そこに光をあてていく必要があるのです。

私も必死でやっていました。
光をあてる言葉を一生懸命探して、部員におくっていました。
こんなふうに。

「今までたくさん生徒見てきたけど、Bは柔軟については過去最高の選手やな。みんなBだけにええかっこさすな。がんばらんかい」

他にも
「Cは、俊敏性にかけては・・・」
「Dの日誌に振り返りの素晴らしさは・・・」
「Eが小さな目標を設定し、それを達成してく早さ・・・」
「Fの時間管理のすばらしさは・・・・」
というような感じで、その生徒に素晴らしい部分を一生懸命見つけて光があたるように努力しています。

自分で気に入ったずっと使っていたフレーズが、さっき書いた
「みんな〇〇だけにええかっこさすな。がんばらんかい」

今書いていて、本当によく使った言葉だなと懐かしくなりました。

リーダーの仕事は、大変で、時に孤独になることもあり、辛いことも多いですが、
それ以上に「やりがい」があるのではないでしょうか。

ぜひリーダーの立場にあるみなさんには、「メンバーに光りをあてる」にチャレンジしていっていただければと思います。

書いたことが、ほんの少しでもみなさんの参考になれば、とてもありがたいです。

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