リーダーの使命 メンバーを果敢にチャレンジさせる
チームのメンバーの一人ひとりが、果敢にチャレンジしていく。そんなチームにしたくありませんか。それは、チームの責任者であるあなた、そうリーダーの重要な使命です。ここではその方法についてお知らせしていきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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今日のテーマは、メンバーにチャレンジさせるということです。
メンバーが果敢にチャレンジしていくことを促すことは、リーダーの重要な使命であると考えます。
〇失敗
失敗というものは嫌なものです。スポーツで自分のエラーで敗北したこと、また、大学受験で失敗して浪人したこと・・・・・自分のこと思い出しても・・・・
「ああ」って暗い気持ちに落ちこんでしまうことがあります。人はそういう痛い失敗を繰り返すと、失敗を怖がる傾向があります。当り前といえば当たり前です。
ただ、この失敗というものの定義を違うものとして捉え、成功した人たちも数多くいます。
様々な名言が残っています。
◆普通の人が失敗だと思うことを、そう考えなかったエジソン
「それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ」
「わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を、今まで二万回したのだ」
◆相対性理論で有名なアインシュタイン
「一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である」
◆京セラの創業者稲盛和夫
「世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。諦めた時が失敗である」
こういうものの考え方を、メンバーにもってもらえるようにするのが、リーダーの使命だということができると思います。
〇失敗した時
運動部の顧問をしている時に、あるときから方針を変えたことがあります。
引退した部員たちと話をしていた時です。
ある部員が
「もうこれからは、チームスポーツじゃなくて個人スポーツをやろうと思います。失敗してチームのメンバーに迷惑をかけるのはつらい」と言いました。
一生懸命真面目に取り組んできた生徒でした。別にうらみつらみの気持をあらわした言葉ではなく、それは率直な言葉でした。
その言葉は私に深く刺さりました。私は、生徒にそういう思いをさせてしまったことを、反省し、指導の方針を変えていきました。
それまでプレーのミスを叱ることが多かったのですが、それをやめにしました。怒るのは、生活態度がよくなかった時と・・・・・・
それから、もう一つは
チャレンジを躊躇した時。このような時に叱るようにしました。
そして、チャレンジした時のミスは流したり、
又チャレンジしたことを「ナイス!チャレンジ」というふうにほめたりするようにしました。
さて、何が起こったでしょう。
それまで、試合などの勝負所で痛いミスがでることが結構あったのですが、それがスーッと減っていきまし。
ミスした時に厳しく叱られていた生徒は、緊張の高まる場面で、ミスに対する恐れが大きくなり、「ミスしてはいけない」という強い思いに駆られ、結果として身体が思うように動かずミスしていたのでしょう。
私自身、多くの生徒にそういった思いをさせてきたことを・・・・・本当に申し訳なく思いました。
チャレンジして失敗した時には、航海に疲れた船を温かく停泊させる港、あるいは失敗した子供を抱きしめて慰める母親のような存在になる必要があるのではないかと思います。
特にメンバーがまだ育っていない時には。
〇リーダーの姿勢
メンバーが育つか、育たないかはリーダーであるあなたにかかっています。
◆メンバーに正しい失敗に対する考え方を伝え、それが本当にメンバーの信念にまでなっているか。
◆失敗を恐れることなく、チャレンジするこそが素晴らしいという思想をチームに浸透させているか。
◆メンバーに、このリーダーに見守ってもらえているという、「見守ってもらっている感」を強く感じてもらえるようなコミュニケーションがとれているか。
◆失敗したときには、さきほど話したような、船の港とか、子を抱きしめる母親のような存在になれているか。
◆成功した時には、共に涙を流して喜びあえるような関係がきずけているか。
厳しい話にはなりますが、ご自分のリーダーシップを点検してみてください。
なぜなら、
メンバーを果敢にチャレンジさせていくことは、リーダーたるあなたに課せられた重要な使命であるからです。
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リーダーの使命 メンバーに光をあてる - みきひとのコーチング・教育 虎の巻 (リーダーシップ・人材育成・コミュニケーション・信頼構築など)
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