リーダーシップある生き方




今日はリーダーシップについての私の考え方について話をしておきます。「リーダーシップは才能だ」ということをよく聞きます。たしかにすぐれたリーダーというのは、生まれつきの能力がとてもある人ではないかと思います。それもそうかなと思ったりします。しかし、またある人は、「リーダーシップは技術だ」と言います。一つの技術だから、しっかりと学んでいけば、自動車の運転などのように身につけていける、という考え方です。この考え方は、私のような凡人にも希望がある考え方であり、そうであってほしいなと思ったりもします。


いずれにせよリーダーシップというのは、これが発揮されると周りの人に影響をあたえ、周りの人を動かしていくことになります。そういう点から考えると、リーダーシップというのは人を計算で動かす、あやつる力ともいえないこともないのです。ここはよく注意しておかなければならないところだと思います。さっき技術という話を出しましたが、一つの技術として人を計算して動かす、あやつるために発揮されているリーダーシップというのは、どうでしょう。メンバーの人が、そのことを知った場合ちょっとがっかりするのではないでしょうか。また、メンバーでなくなった途端、接し方を全然変えるようであれば、やはり・・・・・・・。


私の考え方としては、私のようなリーダーシップのない人間はしっかりリーダーシップのことを学ぶことがやはり大事だと思います。実際に体験して学んだり、勉強会に行って学んだり、あるいは本を読んで学んだり・・・・・そういうことを積み重ねて、リーダーシップを身につけていくことが大切です。と同時に学んだことを、単なる技術・テクニックとして使うのではなく、自分の「生き方」にしていくことが大切なのではないかと思うのです。計算ずくでリーダーシップを発揮して人を動かしていくというのではなく、自分の生き方自身を学んだリーダーシップを織り込んだものとして、その「生き方」で周りのひとと接して周りの人を動かしていく、ということがよいのではないのかなと思ったりしています。


人それぞれ様々な考え方がりでしょうが、私自身はリーダーシップについて、そんなふうに考えています。


今みなさんに、リーダシップについて話をしてきていますが、私としてはみなさんに、やはりみなさんの「生き方」としてリーダーシップを身につけていっていただきたい。そう願いながら話をしています。


☆リーダーシップ関連については、ジョン・C・マクスウエルさんの考えがとても波長にあいます。

マクスウェルのリーダーシップ集中講義
マクスウェルのリーダーシップ集中講義
ディスカヴァー・トゥエンティワン

信頼を高める簡単な方法

よくこんなことを聞きますよね。それは、クレーム対応は顧客との信頼関係を築くチャンスだと。


クレームがあった時に、とても熱心に耳を傾け、共感の意を示し、非常に丁寧で誠実に対応することによって、顧客の信頼度を以前より高いものにしていくという話です。


それはまさにピンチをチャンスに変えていくというものです。


このピンチをチャンスにという手法が教育においても使える時があります。


それは何か。


大変シンプルなことです。


そう、それは真摯に謝るということです。


例えば、時間割変更したことを忘れていた時、鐘が鳴ってから20分経って生徒が職員室に呼びにきたとします。


いろんな対応の仕方が考えられます。


みなさんなら、どうされますか。


鐘が鳴って、なんで20分も呼びに来なかったのか!と叱る人もいるかもしれません。


確かにそうかもしれませんが、教師がしっかり時間割変更を頭に入れておけば、この問題自体起こっていないわけです。
であるならば、一番悪いのは時間を間違えた教師であるわけです。


こういう時、教室に行って、
「時間割変更したことをすっかり忘れてしまって、みなさんの貴重な授業時間を無駄にしてしまい、本当にごめんなさい。心から謝ります」と言って、丁寧に頭を下げて謝る。


こういうやり方をするのが、私は一番いいのではないかと思います。
悪いことをした時には、しっかり素直に謝る。これにより、生徒の教師に対する信頼はぐっと高まると思います。
私は何度も経験しています


また教師が謝るときには素直に謝るという体験をした生徒は、この姿勢を手本としてインプットしていきます。これは集団作りにもいい効果を及ぼします。


みなさんはどう思われますか?