コーチングの手法 コーチングの土台 元気を取り戻す


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みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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コーチングの手法 コーチングの土台 元気を取り戻す




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「会社の方からの依頼でこられたんですね」(コーチ)


「そうなんですよ!コーチングを受けて気持を切り替えろって・・・・上司のほぼ命令ですね・・はあ(溜息)」(Aさん)


「ここのところどんな調子なんですか?」(コーチ、エネルギーが枯渇している印象だ)


「あんまりよくなくて・・・・営業の成績よくなくて落ち込みますし・・・夜も気持ちよく眠れなくて・・・」(Aさん)


「そうなんですか。精神的な状態は、どんな感じですか?」(コーチ)


「さっきも眠れないっていいましたが、なんか不安ばっかりで、悪いことばかり考えてしまうんですよ」(Aさん)


「たとえば?」(コーチ、コーチング以前にまず心身の調子をとりもどさないと・・・)


「この先、どんどん後輩たちにも追い抜かされていってしまって・・・・みじめな気持ちになるんじゃないかなーって」(Aさん)


「なるほど。ところで、食事はちゃんととれていますか?」(コーチ)


「一人ぐらしなもんで・・・・外食か、コンビニ弁当か・・・」(Aさん)


「朝ごはんは?」(コーチ)


「ぎりぎりまで寝てるので・・・・会社でコーヒー飲むくらいですね」(Aさん)


「Aさんは、上司の命令でここに来られてしますが、変わろうっていう強い気持ちはありますか?」(コーチ、Aさんが変わるためにはまず生活の改善が必要だな)


「強い気持ち・・・・いや、そこまでは・・。でもコーチングを受けて魔法のようにかわれたらなあというような期待はちょっと持っています・・・・ここままじゃまずいっとは思っているので・・」(Aさん)


「このままじゃまずいという気持ちはあるんですね」(コーチ)


「ええ」(Aさん)


「そこのところ、もう少し詳しくお願いできますか?」(コーチ、少しでも前向きな気持ちになってほしいなあ)


「さっきも言いましたけど、元気のいい後輩たちにどんどん追い抜かれていくんじゃないかなとか・・・・、このままじゃ下手したらさえない部署にうつされてしまうんじゃないかなとか、いろいろ考えちゃうんですよ。・・・そう、それから、こんな疲れて溜息ばかりつく人生、こんな人生のままじゃいけないなあとか・・・そうですよね。このままじゃいけませんよね。何とかしないとね。」(Aさん)



「なるほど、その気持ちがあれば、変わることができますよ!でも、コーチングの主役はあくまでAさんなので、魔法のように・・・というようにはいきませんよ。まずは私の提案を聞いてください」(コーチ、まずはAさんができるような小さな提案からはじめよう)


「あ、はい」(Aさん)


「そうですね。ちょっと大変かもれませんが・・・・


〇朝は少し早く起きてください  そして早めに寝るようにしてください
〇カーテンはあけて寝て陽の光を感じてください
〇朝ごはんは、かならず食べてください、そうですねチーズ・豆腐・牛乳・ばなななど
〇食事の際には必ず20回から30回以上噛むようにしてください
 それができないならガムを噛む習慣をつけてください


どんな感じでしょうか?」(コーチ)


「いやーーちょっと大変ですね・・・でも、がんばればできそうな・・」(Aさん)


「やる、やらないはAさんのご自由です。どうされますか?」(コーチ)


「そうですね。がんばってみます」(Aさん)


「そうですか。私もとても嬉しいですよ。Aさん、がんばりましょう!ところでAさんの癒しっていったい何でしょう?」(コーチ)


「うーん、そうですね。時々実家に戻るんですけど・・・・そこで飼い犬と散歩にいったり、遊んだりすることかな・・・でも、最近それもできていないなあ」(Aさん)

「飼い犬ですか。Aさん、ちょっと頑張って、無理しない程度でそれもチャレンジできますかね?」(コーチ)


「そうですね!こんな話していたら、犬に会いたくなってきました。帰ったらおふくろや父さんも笑顔で迎えてくれるし、御飯も美味しいし・・・やってみますよ」(Aさん)


「それじゃ、応援していますね。頑張ってくださいね」(コーチ、Aさん最初表情が乏しかったのが、随分笑顔になってきた。いい効果がでればいいな)


(二週間後)


「お久しぶりです!」(Aさん)


「Aさん、なんかいい表情されていますね」(コーチ)


「なんかコーチのいうことやってたら、元気が出て来て、この間までの不安がふきとんで
なんか嘘みたいな気持ちです」(Aさん)


「そうですか。よかったですね」(コーチ、良かった。ここからやっとコーチングすすめていくことができるぞ)



元気のないAさんを見て、コーチは、ダイレクトなコーチングをするのではなく、いくつかの提案を行いました。分かる方はもう分かっていると思いますが、コーチが狙ったのは、Aさんのセロトニンの分泌量を増やすことでした。

セロトニンは、幸せホルモンともよばれ、人間に癒し、安心感、幸福感などをかんじさせる作用をもちます。

 〇日光にあたる

 〇リズミカルな運動などを行う

 〇人(生き物)とふれあう

ことで増えるといわれています。また、セロトニンをつくるためのトリプトファンが必要なので、コーチはチーズ・豆腐・牛乳・ばなななどをすすめました。

また、コーチは「リズミカルな運動」については、ランニングやウオーキングをすすめたかったのですが、Aさんにはハードルが高いと思い、まずは咀嚼やガムを噛むことをすすめたのです。


さらに、ここには書いてませんが、他にも

 〇映画や小説などにふれて涙を流す

 〇深呼吸を行う

 〇音読を行う

などもセロトニンを増やす効果があるとされています。


コーチングは、基本的には元気でやる気がある人には機能しやすいです。しかし、今日のAさんのようにどちからといえば、やる気がおちていたり、悩んだりする人が来ることも多いです。そのような場合、どうやってコーチングが機能する状態にもっていくかということが大事になってきます。



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