他人との関わり 姜尚中さんの言葉から

姜尚中さん。初めてテレビみたとき、なんと冷静で落ち着いた口調で鋭い意見をだす政治学者かということで驚いた記憶がある。一時、よく政治討論番組にでておられたが、今はどうなのだろう。後で、こんな内省的な方なのだと知り、さらに驚いた。また、かれにの鋭い意見をテレビで多く見たいと思うのは私だけではないだろう。




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みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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他人との関わり 姜尚中さんの言葉から






他人と関わることは、最大の不幸であり、最大の幸せなのです。他者との間に壁を作り、自分の中に籠城すれば自我が確立されると思っている人が多いようですが、それは違います。他者と交わらなければ、自分は見えてこないんです。そして、他人と関わらなければ、他人も見えてこない。それは妻であれ、友達であれ、上司であれ、同じです。













悩むことは重要なんです。もしかしたら、答えは出ないかもしれない。でも、悩みの海を泳いでいく力をつけなければ、生きていくための内発的な力は出てこないのです。他人と交わることで、もうひとついいことがあります。それは、自信がつくことです。私自身、今でも自信があるとは言い切れない。だけど、これだけは言えます。それは「他人を信じられないと、自分を信じることはできない」ということです。












「人に迷惑をかけるな」は社会で生きていく上で生活の知恵だとは思いますが、それだけが処世訓ではね。そのせいか私たちは小さい頃から「世間の目」という空気のようなものを刷り込まれていて、その目から見てどうなのかということを気にする。そのせいで自分をさらけ出すことができなくなっている気がします。












今の日本社会は、むきだしの自分を、家族にさえも見せられない人が増えている気がします。だから周囲の人が自殺の原因がわからない、というケースも少なくないですね。迷惑をかけたくないという生真面目さの表れなんでしょうが、本来、迷惑をかけ合うのが家族だし、他人とだって、それが人と人とのきずなのはずです。



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