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みなさん、こんにちは。鑑　樹一（かがみ　みきひと）です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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リーダーの使命　強力な伝染力をもつ

リーダーの使命－人間が伝染力をもつ動物である。

昔運動部を運営していた時、よく多くの学校が集まって練習試合をしたり、合同合宿を行ったりしていた。

そこで起こっていたことである。どこかのチームの指導者が体罰を用いだすと、不思議なことにどんどんそれがよそのチームの指導者にも広がっていくのである。

あっちこっちでそんな光景が繰り広げられていた。体罰は絶対にあってはいけないのだが、当時その世界ではよく行われたいた。

余談だが、私は人に手を出すということに対しては臆病で、ようしなかった。ある時、その地方でも有名な監督に夕食の会の時によばれた。

「君は指導にはだいぶ慣れてきたようだけど、いけないところが一つある。それは体罰をしないことだ」

という説教をうけた。

情けないことに、反論することもできなかったのだが……その後もすることはなかった。

やっぱり、ようしなかった。

今では、本当にせずに過ごしてきてよかったと思っている。

話はそれたが……人間は伝染力をもつのである。あるいは、伝染してしまう動物といってもいいだろう。

普段でも、

誰かかあくびをしたら……

こんな話もある。

女子高生たちの一人が、パニックになって過呼吸になったりすると……それが次々に広がって……

職場で……
上司の怒り，陰口の横行、不満の連呼……

こんなところにいると、やはりその空気に感染し同じようなことになってしまいがちである。

最高にかわいい赤ちゃん爆発するような笑顔。

周りの人々はどうなるだろう。‥‥いうまでもないだろう。

そう人間社会には、伝染力があるのである。

リーダーの使命－最高の感染源　それがリーダー

ではあなたが率いるチームにはどうなってほしいのか？

リーダーであるあなたは、そのことを明確にイメージする必要がある。

そして、そのイメージを実現するということを強力に思う必要がある。そう強力にである。

まさに噴き出るような思いである。信念である。

実際に現場で動くのはメンバー、そのメンバーに伝わりまくる信念を持たねばならない。

そのメンバーの信念がすさまじいものにならないと、本物にならないと、それがうわべだけのものだと、結果なんてでようはずがない。

当たりまえの話である。

だから、チームのメンバーの信念が超本気になるためには、リーダーの信念は、その10倍も１００倍も大きなものにしていく必要があるのである。

つまり、それは激しいものであるか、静かであるかは別にして、狂ったような情熱、信念、思いを持つことが大事なのである。

それがメンバーに伝染していくのである。

リーダーの使命ーもう一つ大事なこと

それは、メンバーの成長を確信すること。これに尽きる。

メンバーが、リーダーの自分に対する確信を受け取り、自己の成長を確信する。

この流れをつくるのである。

逆を考えてみるとわかりやすい。

「お前は伸びない，さえないやつだ」っていう、光をメンバーにあてているリーダーの下で、だれが本気になるだろう。だれがどんどん成長していくだろう。

リーダーの力量の一つは、メンバーの成長を本気で確信できる力なのである。

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