リーダーの心得 後藤田正晴の言葉より

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みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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リーダーの心得 後藤田正晴の言葉より

後藤田五訓の教え

以後、諸君は大蔵省出身だろうが、外務、警察出身だろうが出身省庁の省益を図るなかれ、「省益ヲ忘レ、国益ヲ想エ」。省益を図ったものは即刻更迭する。












 次に、私が聞きたくもないような、「悪イ、本当ノ事実ヲ報告セヨ」












 第三に「勇気ヲ以ッテ意見具申セヨ」「こういうことが起きました、総理、官房長官、どうしましょう」などというな。そんなこといわれても神様ではない我々、何していいかわからん。そんな時は「私が総理なら、官房長官ならこうします」と対策を進言せよ。そのために君ら三十年選手を補佐官にしたのだ。地獄の底までついてくる覚悟で意見具申せよ。












 第四に、「自分ノ仕事デナイトイウ勿レ」オレの仕事だといって争え(積極的権限争議)、領海侵犯をし合え、(テキサスヒットを打たれないよう)お互いにカバーし合え。












 第五に、「決定が下ッタラ従イ、命令ハ実行セヨ」大いに意見はいえ、しかし一旦決定が下ったらとやかくいうな。そしてワシがやれというたら来週やれということではないぞ、いますぐやれというとるんじゃ、ええか。












50年近い私の公職人生の中で、私には、大きな心残りがあります。

それは、過ぎし第2次安保闘争という騒乱状態を鎮めるため、警察は延べ600万人の警察官を動員し、殉職者十有余名の負傷者を出しました。

なかには生涯なおらない後遺症をのこし、今も苦しんでいる人々がおります。

私は警察庁長官として、警察官たちに「忍耐」を求め、必要以上の実力行使を慎むように命じ、この騒乱を鎮めることができました。

だが、その蔭にこうした大きな犠牲を警察側に課したということについて、私は心が傷み、これからも私にとっての心の重荷となることでしょう。


         「わが上司後藤田正晴 決断するペシミスト」佐々淳行



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