先生の仕事 場をつくる2
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みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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先生の仕事 場をつくる2
崩さない
「場をつくる」ということについて書いています。最初の段階でしっかり方針・ルールを徹底させて、秩序ある場をつくるということをお話ししました。
そして、次に大事なことは崩さないということです。つくった形・方針・ルールなどをとにかくしっかり維持することが大切です。
もし、礼をするときに全員の姿勢がきちっとし静止してから礼をすると決めたなら、その形を一切崩さないことが大切です。
もしできていない生徒が一人出たならば、一番最初にそれが出た時に間髪を入れずに、指摘して是正することが大切です。決して見逃してはいけません。放置していて、どんどんそれが大きくなった時に、注意しても、もう効果は薄いものになってしまいます。
もう一度書きます。
もしできていない生徒が一人出たならば、一番最初にそれが出た時に間髪を入れずに、指摘して是正することが大切です。このことが本当に大切です。
何もその時に、怒気をふくんで注意することなど全く必要はありません。
「できてないよ」「待っているよ」と軽く指摘するのも一つ。
にこやかに、その子に向けて「待ってるよ」と念じつつ、見つめるのも一手でしょう。
崩れの芽が出てきた時に、それを出た瞬間に摘み取ることが大事なのです。放置すると、先ほど書いたように、それはどんどん大きくなっていき、収拾がつかなくなるということも起こっていきます。
生徒の方へ歩み寄る
きちんとした形をつくっていけたとします。それでもロングランの教育活動の中で、どもの方へ歩み寄っていくことも大事です。
教員は、状況によっては子どもと本当に友達のようにざっくばらんに話しをすることもとても有効です。
また、教員の中にはこのことに最高の価値を見いだす人もいます。
私自身それは素晴らしいことだなあと思ったりします。
ただし、その後の「場が崩れない」ならば、ということです。
素晴らしい先生の場合
ぴしっとした場をつくります。そして、時に子供たちのなかにわーっと入っていって、わいわい仲良く話をして、子どもたちも大喜びします。しかし、またぴしっとした場をしっかりつくることができます。
そうじゃない先生の場合
ぴしっとした場をつくります。そして、時に子供たちのなかにわーっと入っていって、わいわい仲良く話をして、子どもたちも大喜びします。その後、ぴしっとした場が徐々にゆるみはじめ、どんどんダーダーの状況に陥っていきます。
何がポイントになるのか?
私も、なんともいえませんが・・・・・・・あえて言えば「人間力」かなって思ったりします。
だから、
私の意見としては、「場をくずさない」ということが維持できる範囲の中で生徒の中に入っていくことが大切なのじゃないかと思います。
若い先生の中には、ぴしっとした空間をつくりたいという気持ちで、4月には生徒は一定の距離を保ち緊張した空間をつくるのですが、その距離の孤独さに耐えられなくなり、生徒の方へ歩み寄っていき、結局のところダーダーになっていくというようなことが起こったりします。
しかし、そうなってしまうと子どもが成長するという部分が弱くなっていく気がします。とくに担任はそうですが、教科担任においても、年間を通して生徒が成長できる場をつくるということが、仕事でもあり責任でもあるので、そこのところはしっかりやりきっていくことが大切なのではないでしょうか。
私はそう考えています。
また明日続きを書きます。
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