先生の仕事 子どもを子ども扱いしない
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みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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先生の仕事 子どもを子ども扱いしない
子どもの中に将来の姿を見る
子どもを子ども扱いしないことが大事なのではないかと思う。子どもに対して、こっちが子どもであるという目線で接していると、無意識のうちの子どもたちは、「自分たちは子どもである」「だから、子どものままでいい」という感覚を持ち続け易いという感じがする。
もちろん温かい愛情でもって接することは大事だが、子どもの中に将来の大人の像をしっかりみて、接していくことが大切なのではないかと思う。
あなたはまだ子供であるという接し方をすると、子どもの方も甘えた感覚を持ち続け易い。
子どもを子どもあつかいする教員の場合、生徒集団も甘えた集団になり、成長のスピードが鈍化するという傾向が強い。長く教員の世界にいて、そう思う。
その甘えもひどくなると、まるで駄々をこねる小さな子供のようになっていく。
逆に、子どもに対して、常に大人として接する教員の場合、子どもの成長が加速する感じがする。
特にそこに強い信頼関係がある時には、いっそうそうなる感じがする。短期間のうちに子どもの顔が急速にしまったものになっていく。
強い運動部などを考えるとわかりやすい。
こういったところでは甘えは一切許されない。たとえ中1だろうと、自分のやるべきことをきっちりやらないと厳しい扱いをうけることになる。したがって、そこには、緊張感もあり、責任感も強く育っていく。
一方で、こういった運動部の場合は、上下関係もけっこう厳しいものがあり、子どもが相当ストレスを抱えるという部分もある。
学校という場の普通の教室では、そこまでする必要はないとは思う。ただ、子どもを子どもあつかいするのではなく、そこにその子が将来なっていく姿を重ねがら接していくことが重要であると思う。
*ネットにいい記事があったので載せておきます。
子供たちにサッカーを教えているとこんな光景をよく目にしました。
・靴紐を結べない子どもを見兼ねてお母さんが代わりに靴紐を結んであげる
・靴下を上手に履けない子をお母さんが手伝ってあげる
よくある光景だと思います。
多くの大人は子供だからしょうがない、できないのが当たり前と思っているでしょう。大きくなったらいつのまにかできるようになる。と漠然と考えているのでしょう。
私もそうでした。しかし、そんな私の考えを覆したあるエピソードがあります。
サッカークラブのバイトのある日のこと。ヘッドコーチのKさんが靴紐を結べない幼稚園児たちに
「自分でどうにかしなさい。結び方なんて間違っててもいいからどうにかして園庭に集合」
と言いました。
そしてお母さんたちにも聞こえる声で
「なんでもお母さんにやってもらってるようじゃサッカーなんてできないよ」
「それにお母さんにサッカー行きなさいって言われたから来てる子も帰っていい。」
「自分がやりたいと思わないなら来なくていい」
と言い放ったのです。
そのKコーチは子供を子供扱いしない人でした。それは幼稚園児だろうが関係なかったのです。
子供を子供扱いしなかったら驚くほど成長した子供たち
その日から驚くことに、靴の紐を結べる幼稚園児が少しづつ増えていったのです。そして、お母さんたちも変わり始めました。
子供の靴紐も結んであげることなく、子供に最後までやらせるようになりました。お着替えに時間がかかっている子供を見兼ねて手伝っていたお母さんも最後まで自分でやらせるようになりました。
そして、そういったことがサッカーにも良い影響を与えたのです。
いままで積極的にボールを追いかけなかった子が自分からボールを追いかけるようになったり、口数の少なかった子が積極的に話しかけてくるようになったりと驚きの変化を遂げたのです。
自分で主体的に行動するということを覚えると子供はみるみる成長するということがその時わかりました。
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