リーダーの使命 自分を律して誠実さを見せる
リーダーの仕事。それは、リーダーシップを発揮していくこと。そのためにはメンバーの信頼を集めることが必須条件となる。信頼を失ったとき、リーダーはその地位から転落する。あなたは、メンバーにいつも誠実に接することができていますか。
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みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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やる気が落ちていく時も・・・・
リーダシップをみるみる落としていった痛い経験をしたことがある。
運動部の顧問をしているときだ。
今頃ブラックと指摘されることも多い運動部の活動。
もちろん土日も連休も練習だ。
一日練習も珍しくない。そう練習漬けの日々である。
私は好きで始めたのだが・・・・・
とはいうものの、生徒は入学して3年生で引退する約2年半を全力でがんばる。
しかし、顧問の教員はずっと続くのである。
ずっとずっと続くのである。
どんどん気持が落ちていく時がある。モチベーションが下がっていくのである。しんどいという気持ちが強くなっていくのである。楽をしたいという欲望がムクムクと膨らんでくるのである。
信頼を維持するためのルール
教員の仕事も楽ではない、放課後・・・・・・・・
会議が入ることも、生徒の生活指導が入ることも、行事の準備が入ることも、保護者対応が入ることも・・・・・・
仕事は次々やってくる。もちろん授業の準備、小テストの処理、ホームルームの準備これらもやっておく必要が・・・
生徒対応でも、なんでもだが・・・・一つの仕事は短い時間かもしれない。
たとえばそれが10分の仕事でも・・・・・・10個入れば、100分つまり1時間40分だ。
いつも仕事に追われる感じだ。
放課後の時間に必ずクラブ活動の指導に出るには、その時間4時から7時半くらいまでのタイムブロッキングが必要だ。
だが、それを行うためには、ルールを明確に定め、そのルールに従って行動するようにしなければならない。
そんなルールを自分で決めていた。
そのルールとは?
ルールその1
その時間にどうしてもやらなければならない仕事、例えば会議とか学年会で決めた生徒指導など。そういった仕事以外はクラブの時間帯の外で行う。
ルールその2
そして、必ずそういった理由で、クラブに遅れる、あるいは出席できない時には、あらかじめ部長にそのことを伝えておくこと。
この2つのルールだ。この2つのルールを実践できているときには、部員たちの信頼を維持することができる。
「先生は、仕事が大変なのに私たちのために時間を割きがんばってくれている」
そんな思いを生徒たちは持ってくれるのである。
忙しい仕事、そして甘え・・・・・
しかし、人間は弱い。
決めていても、そのルールを守れなくなっていったときがあった。
会議が続いたりしたら、クラブに出ないことに慣れていき・・・・・・会議のない日でも、今日は20分だけ仕事してから出よう・・・・・と思い、やり出したら1時間たってたり、
だんだんその甘さが常態化して・・・・・・
しょっちゅう遅れたり、出なかったり・・・・・
部長にもそのことを伝えないことも多くなったり・・・・
リーダーからの転落
そうしていくと何が起こるか?
そう信頼が減っていくのだ。どんどん減っていくのだ。
そうすると・・・・・・
私の言葉が通らなくなっていくのだ。指示してもその指示どおりに動かない。
冷ややかな目でこっちを見ることも多くなる。
あからさまに嫌な顔をする・・・・・・・こんなことがどんどん起こっていく。
そうすると自分も「くそっ!」となる。
うしろめたさと怒りが一緒になって・・・・ひどい言葉を生徒に投げつける。それが来る返されていく。
どうなるか?
簡単である。信頼関係が、どんどん崩れて行ってしまうのである。そうどんどん。みるみるうちにである。
そうなると、チームは機能しなくなっていく。チーム力向上は見込めない。・・・・・
そのすべての原因は?
信頼がなくなっていったことだ。そして、その状態をつくっていったのは?
それはリーダーの己に対する甘さなのである。
だから、リーダーは絶えず己を律し、メンバーに誠実に接していく必要がある。その道は茨の道かもしれないが・・・・・
しかし、その道を歩んでいくのがリーダーなのである。
さて古い話をさしていただいた。わたしにとっては、苦い苦い思い出である。
おわりに
まとめである。
リーダーは、チームのため、メンバーのため、自分を律しつづけ、メンバーに誠実さを見せつづけていく必要がある。
リーダーであるあなたは、それができていますか?
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