自己成長のため レベルの高い集中力を身につける

みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。


予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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さて、この時期に入り、推薦入試やA0入試に合格した人、あるいは残念ながら落ちた人、これから年内のうちに受験する人、年があけてから初めて受験にのぞむ人。


本当にいろいろな人が、この一つの教室にいます。
例年、この時期になるとこんな声が聞こえてきたりすることがあります。


「先生、大学合格が決まった人たちが、少しうるさくて、勉強に集中できないんです」


いろいろな声がありますが、集約するとこういうことになります。




進路が決定した方の今の時期のあり方については、
                  またの機会にお話ししたいと思います。


今日は、


進路決定した人たちのなかにやかましい人がいて


「勉強に集中できない」「イライラする」


という気持をもった方向けの話をします。


少し厳しい話になります。腹たてられる人もいるかもしれませんが、最後まで聞いていてだければありがたいです。


さて、みなさん


それぐらいのことでイライラするような心で、あなたは目標の進路を達成することができますか。


そんなことで壊される集中力は、レベルの低い集中力ではないのですか。


ということです。


「えー先生は、うるさい人の側にたって、おかしいんじゃないですか」と思う人もいるでしょう。


まあ、最後まで聞いてください。


二つおはなししましょう。


みなさん、満員電車、満員バスはご存じですね。満員電車などでは、人はみな何をしているでしょう。


そう、今頃なら携帯電話をひらいていろんなことをしている人が大変多いです。


大阪の地下鉄に乗ることがたまにありますが、その轟音たるやすさまじいものです。しかし、その中で、携帯でゲームや、SNS、小説などに熱中している人のなんと多いことか。


その轟音は、教室内のおしゃべりどころではありませんよね。そして、その音のことをイライラした様子を見せるひともほとんど見たことがありません。


皆文句もいうこともなく、携帯に熱中しているのです。


もう一つです。
阪神から広島に新井選手が戻って来た時だったと思います。広島のファンに暖かく迎えてもらって頑張っていた時のことだと思います。


インタビュアーの方が新井選手に聞きました。
「打席に新井選手が入った時の球場の応援の声はすさまじいものですが、新井選手はそれを打席で聞いてどう思われていますか」


新井選手は少し考えて、こう答えました。


「打席に入ると、その音は聞こえません。打つことに集中しているので」


人間というものは、本当に集中した時には、こういうふうになるのではないでしょうか。




是非、この受験の機会をつうじてみなさんにはレベルの高い集中力を身に着けていっていただきたいと思います。


この受験の時期というのは、受験勉強を通じて学力のみならず、多くの一生の財産となるたくさんの力を身に着けることができる絶好の機会でもあります。


集中力もその一つです。集中力も練習していけば、だんだんついていきます。


目標は、マンガを読んでいる時、数学の問題を解いている時、楽器の練習に夢中になっている時など、自分自身の存在を自分自身が意識することがない境地です。


練習すれば必ず身に着きます。必ずです。


周りが気になる時は
「私の集中力のレベルをさらにあげるぞ!」という気持ちをもってください。


しっかりがんばってくださいね。


厳しい話を最後まで聞いてくれて本当に感謝します。ありがとう。