コミュニケーション能力を高める三つの技法
みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いろいろなコミュニケーション技術がある。ネットを見ても、本を見ても様々な方法が、山のように書かれている。
自分なりにもいろいろ読んだり、実践したりして、これは使えるんじゃないかというもの、たった三つに絞って紹介しておきたいと思う。
この三つが実践できれば(結構難易度は高い)、かなりコミュニケーション能力があがることは間違いない。
①相手を大好きだと思う
心の中で、相手のことを大好きと強く思う。それができると、顔が笑っているのに目が笑っていないというようなことは起こらない。
人間は、言葉以外から多くの情報を読み取って、無意識のレベルで判断する。だから、いろいろ表面を取り繕っても、様々なところから、その取り繕いは破綻していく。
憧れの人や可愛い赤ちゃんや可愛い動物に出会ったとき、人は、言葉も含めて全身からウエルカムオーラが出る。
心がその状態になれば、何の心配もない。自然にいたるところからウエルカムオーラが出るからどこからも破綻することはない。
表面ではなく相手からは直接見えない心を、ウエルカム状態にすることで万事解決する。
②話を聞く
当り前のことだと思うだろう。みんなが知っていることだ。でも、実際に最後まで人の話に耳を傾けることができる人は少ない。
私も、長く生きて来て、この人の聞く力はすごいと感動した人が2人だけいる。そう、2人しかいないのである。
自分自身、手帳に「人の話を聞く」と大事な事項として書いて生きてきたが、とにかく反省ばかりである。実践がなかなかできない。
最後まで聞き切らずに口をはさんでしまう、相手の話したことに関連して自分の頭を一生懸命働かせ、何話そうかと考え 聞く集中力を弱めてしまう。
コーチングの時は、そういうものだという意識が強いので比較的できるが、日常の会話では一気に「聞く力」が落ちてしまう。
生徒と面談する時には、つい上にたってしゃべり続けてしまっていたりするので、あるときから、面談では半分以上しゃべったら自分の負けというルールを自分で設けてるようになった。
とにかく、最後まで耳を傾けて話を聞くというのは実に難しい。是非、いっぱいチャレンジしていっていただきたいと思う。
③反応する
そして反応するだ。顔向け。頷き。あいづち。バックトラッキング(おうむ返し)。いろいろあって、全部大事だが、とりわけ気をつけたいのは、相手のトーンより、一つあげて反応するということだ。
Aさん「ギリシア旅行に行って来たんだ!」Bさん「へーギリシア行ったんだ」
例えば、明るく高くAさん声だしたのに、低く暗くBさんが返したら、Aさんの気持は一気に沈む、
明るく高いAさんの声に対して、さらに明るく高くBさんが返したら、Aさんの気持は高揚し話はさらにつづく。
人間本当に感動した時には、自然にこの1トーン高い反応ができるのだが・・・・
コミュニケーションを円滑に行っていくためには、技法としてもこれを身に着けておくことが大事なんではないかと思う。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。