先生の仕事 子どもの心に火をつける 仕事のバランスを考える

授業がうまくいかない。教師をやっていると、そんな経験をたくさんしますよね。そんな時あなたは、どうやってその状況を改善していこうとしていますか?教材研究って答えが多いと思います。それは本当に大事なことです。では、その他には?って聞かれたらなんと答えますか?




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みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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先生の仕事 子どもの心に火をつける 仕事のバランスを考える


■先生の仕事 重要な教材研究



生徒の前に立つときは、担当する教科のプロとして立つわけです。だから、その教科内容について安易に妥協するわけにはいきませんよね。したがって当然、教材研究を一生懸命行っていく必要があるわけです。


私も、若い頃から二つの哲学、


◆教壇に立つまでは、「まだ足らん」「こんなんでいいんか」「もっと勉強しないと」


◆教壇に立った時には、「俺は最高」「私はプロ」「自信にみなぎってるぞ」


そうこの二つの哲学を大事にしてやってきました。


が、授業がうまくいかないことも多くありました。授業が終わって、教室を出て、階段のところまでいって、生徒から見えないところなので、そこで座り込んで呆然とするというようなこともありました。


そんな時にはどこにいくか?


クラブが終わって、夜8時すぎくらいから頻繁にいっていたのが・・・・・・


そう大きな本屋さんでした。そこで何とか授業の材料になる本はないかと一生懸命、とても一生懸命にさがしていました。



なんかいい本がみつかると、キラキラした気持になって家に帰っていたことを思い出します。



朝、2時か3時くらいから起きて家で勉強し、5時半には学校に行って、また勉強するというようなこともありました。


教員にとって「授業は命」!だからここにエネルギーを注ぐことは、やはり当然だと思います。


もちろんワークライフバランスは考えなければいけませんが。
 




■先生の仕事 生徒の心に火をつける1


授業の内容は本当に大事です。たとえば理科の実験に感動する。古典のおもしろさ、あるいは数学の深淵さに魅了される。歴史のエピソードの心震わせる。


授業でこういうことができたならば、まさに教師名利につきますよね。そして、そういう体験をした子供たちは、目を輝かせてその教科にのぞんでいくでしょう。


これが、教科教育の本質だと思います。


しっかり教材研究する。そして、それをうまく子どもに伝える。そして、子どものハートに火をつける。本当これを追求していくことが、とても大事だと思うのです。





■先生の仕事 生徒の心に火をつける2


さて、教材研究が大事なことについて書いてきましたが。本当にこれは大事だと思うのです。


ただ、教員が学者のようにその分野を極めていく必要があるのか。というとどうでしょう。それはもちろんそれくらいやってもいいのです。ただ、どんなに学識があっても、子どもに伝わらなければ全く意味がありません。だから、伝え方の工夫がとてもいると思うのです。



いや、その伝え方の工夫にこそ、かなりエネルギーをつぎ込む必要があると思うのです。教員の仕事の本質は教育で、その眼目は「子どもの心に火をつける」ことだと思うからです。


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■先生の仕事 生徒の心に火をつける3


それから、生徒自身のやる気を引き出すという分野にも教員はチャレンジする必要があると思うのです。


生徒のやる気を引き出すためのヒントになるものなんていっぱいありますよね。


リーダーシップ・コーチング・自己啓発・モチベーション・・・・・・などをテーマにした書籍になんて、あふれかえってますよね。


社会人を対象にしたこの手の本は死ぬほどあります。それだけ、現実社会においてこういった力が必要とされているからでしょう。


だから「子どもの心に火をつける」ためには、こういった学習にも積極的に取り組んでいく必要があるのではないかと思うのです。


運動部の顧問をして・・・・・・たくさんのチームを見てきました。



さて、
弱いチームと強いチームの決定的に差は何でしょう?



その競技に対する知識でしょうか。


その競技に対する知識の深さではものすごく素晴らしい方は、弱いチームにも結構いらっしゃいます。ゲームの解説などを聞いているとすごいなあと感心するわけですが・・・・


しかし、それほど知識のある方が率いているチームでも弱いってことは当たり前にようにあるのです。


もう一度聞きます。
弱いチームと強いチームの決定的に差は何でしょう?



答えですが、


これはもう子どもをやる気にさせる力があるかないか。


この一点につきると私は考えています。


そう
子どもをやる気にさせる力があるかないか。


この力です。


だから、教室においても子どもをやる気にさせる力を教員は発揮することが大事だと思うのです。


この力を高めるための勉強にも、しっかりウエイトを置いて取り組むべきなのです。


若い頃は、うまくいかないととにかく教材研究していました。


でもきっと今の私が昔に戻ったなら・・・・教材研究:やる気にさせる勉強を、7:3くらい、いや5:5くらいすると思います。



私の持論ですが、
教員は、もっと積極的に子どもをやる気にさせるための勉強に取り組むべきだと思うのです。


みなさんは、どうお考えでしょうか。



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