リーダーの条件 課題の捉え方 中村俊輔さんの言葉(短編)

ここでは、中村俊輔さんの言葉を紹介します。彼の「課題が見つかってラッキー」っていう発想は、ずいぶん私の人生においても役立っています。中村さんに心から感謝したいと思います。


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みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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リーダーの条件 課題の捉え方 中村俊輔さんの言葉

☆中村俊輔さんの言葉


歯が立たない、自分はまだまだだと思えたら、それはそれで素晴らしいことだと感じている。だって、課題が見つかったってことだから。ラッキーだと感じる。その課題を克服すれば、「また自分の引き出しが増えるな」と。僕はそういう思いをしたくて、ヨーロッパに来たといっても過言ではないから。



高校時代は、とにかく毎日、できることを100%やった。妥協しない毎日を過ごせば、何かが得られる。それを知ることができたことも、高校でサッカーをやった成果だと思っている。だからこそ、壁がないとイヤなんだ。普通にただ単純にサッカーをやっているのは、落ち着かない。常に追われているくらいが、僕にとってはちょうどいい。


「考える力」は年をとっても関係ない。いや逆に経験を積んだ分、判断のスピードや質は上がるはず。「考える力」は武器となる。だからこそ、年を重ねれば重ねるほど、今まで以上に空気を読み、察知して考える力を磨いていかなくちゃいけない。



壁があるほうが僕は落ち着く。どんなに分厚い壁であっても、それから逃げることはない。逃げようという気持ちも起きない。どんなに困難で、たとえぶつかって砕け散ったとしても、”ぶつかった”ことで得るものがあるから。物事が起きるには、絶対に何か原因があるはず。自分の思い通りにことが進まないなら、その原因を察知して解決の糸口を見つけ出せばいい。そして僕はわかった。自分がこうやって頑張れば、どんどん巧くなっていく。どんどんいいことが起きるんだなということが。


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