最初が肝心
みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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よく生徒へ話してきた話を書きます。テーマは、最初が肝心です。今回は高2の4月の設定で書きますが、時期はいつにしても使えるお話しです。
「最初が肝心」このことばをみなさんに贈りたいと思います。いろんなことについて言えるのですが、今日は学習を織り込んだ生活のことについて話しましょう。
人間というものは、おもしろいものです。人間以外の存在は正月が来ようが、四月が来ようが、クリスマスが来ようが関係ありません。
人間だけが、時間の中に節目をつけて、その節目により、気持ちをリセットしたり、高揚させたり、あるいは鎮めたりする習慣をもっています。
皆さん方も今日、高校2年の始業式。どんな気持ちでしょうか。
皆さん方も年度が変わって、今日クラスもあたらしくなって、「さあやるぞ!」っときっと思っておられることでしょう。
その気持ちを上手に利用していただきたいのです。
その気持ちを利用して、この4月の時期に、ちょっと背伸びをした生活習慣にチャレンジしていただきたいのです。
この高1の3月までが、100%だったとしたら、130%あるいは150%とかそういった生活をめざしていただきたいのです。
私の中学校時代の話をします。私の中学校は、陸上では大変名の知れた学校でした。したがって練習も厳しかったです。
昼休みにも練習がありました。中学に入学したばかりの1年生は、昼食後の練習では、結構な生徒が、昼に食べたものを戻したりしていました。本当につらそうでした。
ところが、2年生になった時には、苦しんでいる1年生を尻目に、涼しい顔でたたずんでいました。
最初は苦しいけれど、人間チャレンジしていけば慣れていくのです。うちの学校でも、強い運動部に入って、同じような経験をされた方もいるでしょう。
だから、学習においてもこの3月に比べて、レベルの高い学習習慣にチャレンジしてほしいのです。
そして、4月・5月と歯を食いしばって、習慣にしていただきたいのです。
長年生徒を見てきました。クラスにも慣れ、暑くなり、なんか中間テストもあまりうまくいかなかった・・・・6月頃には緊張感が薄れてきます。
4月当初にくらべダレがでてきます。
それでも、150%にチャレンジしていれば、落ちても140%とか130%です。それが、高校1年のまま100%で入ると、90%・80%になってしまうのです。
この差はとても大きいです。
だから高いところにチャレンジしていただきたいのです。
そして、そのチャレンジはいつから?
今日、そう勝負は今日です。今日から、高いレベルの学習織り込んだ生活にチャレンジしていただきたいのです。
今日家に帰ってから 何時間机につきますか?しっかり考えてみてください。
今日が勝負です。
今日やるか、やらないか?そこが大事です。
それから、私は4月・5月は学習のことうるさく言います。でも6月以降はそれほどでもありません。
なぜなら、緊張感がうすれた6月以降は、全体のところでこういった話をしても効果が薄いということを知っているからです。
*とは言いますが、実際は年間を通していろいろ話をします。
とにかく今日です。今日気合いをいれてチャレンジするか否か。
それは、あなたが考えている何倍以上も大事です。本当です。
なぜなら、あなたはこの4月・5月につくりあげた習慣を無意識のうちに土台として、そのあとの生活をつくっていくからです。
この1年間の土台、基準となるこの4月・5月を最高のものにしていきましょう。
そして、その最初の勝負は今日です。
「最初が肝心」この言葉は、本当に重くて深いです。しっかりかみしめてください。
それではみなさんの頑張りを心から応援して、お話しを終わりとします。最後まで静かに聞いていただいて感謝します。ありがとう。
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