爆発する自己成長の秘訣 「気がかり」を減らす

みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。


予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。


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一年に一度、よく女子生徒に無視される日がある。


何年も教員をしていて、ある日気が付いた。


「そうだったのか?」と。


それはいつか?


クラス替えの日である。新しいクラスが発表され、旧学年のクラスから、新学年のクラスへ移動する。


その時、廊下ですれ違っても挨拶をしてくれない生徒がそこそこいるのである。


当たり前である。頭の中は、新クラスのこと、嫌いな子はいないかな、仲のいい子はいるかな、うまくやっていけるかな、担任あの人でがっかり、・・・・・・・・とにかく一杯なのである。


しかし、これは、見方を変えれば、頭の中が一つのことでいっぱいで、廊下で先生に会えば挨拶するという、いつもできていることができなくなっているのである。


こんな例もある。


クラスでいじめの事件が起こっているとき。こんな時、場合によっては、とても反応の薄い教室になることがある。つまり、迂闊に自分自身をさらけださすことができないのである。


反対のクラスもある。みんなが何を言っても温かく受け止めてくれるので、気の強い子も弱い子もそれぞれが自分を抵抗なく出せるのである。


人間にとって、安全の欲求はとても強いので、これが脅かされることは、まさに死活問題となる。


とくに、いじめが深刻な場合、中学生など、顕著に勉強やクラブ活動のパフォーマンスが下がる。当然のことである。自己が持つエネルギーを、いじめの対象にならないようにいう部分に相当使うのだから、その他の部分に仕えるエネルギーが減ってしまうのである。


これは、大人でも同様である。このいじめが発生したクラスの担任の先生先生などにはこんなことがよく起こる。


生徒への聞き取り調査、保護者との対応、学年会議、管理職との話し合い・・・こんなことが、ずっと続いていく場合もある。そうなるとどんどん神経をすり減らしていく。い。


いじめの対象になっている生徒が、クラスの中心的存在から疎まれ、いじめられている場合も往々にしてある。


そんな時など、指導にあたった担任教員が、クラス全体から強烈に嫌われ、反発されることもある。


クラス生徒の冷たい反応、そして日々つづく反発、いじわる・・・・そして、その生徒たちの言葉を信じ、厳しく迫ってくる保護者。


いつも快活だった先生の声が、極端に小さくなっていってしまうこともあるのである。


コーチングをしていて、目標に向かって歩みをすすめようとしても・・・・


親の介護の問題、金銭の問題、子どもの素行の問題、小さい子の子育ての問題、夫婦関係の問題、嫁姑の問題、上司の態度のこと、動かない部下のこと・・・・・・・・・など、
相手が様々深刻な問題をかかえていることも少なくない。


こういった「気がかり」が重たい場合、目標への向かっての歩みは、とてもギアが重くなり、進みにくい。


本人は一生懸命がんばろうとするが、心のエネルギーが一日中、その「問題」のことに一定消費されているのである。


したがって、ギアを軽くして歩みを早めようとするなら、その「気がかり」という重い荷物を軽くする必要がある。


しかし、それは簡単ではない。なので、目標達成もそう簡単にいかないのである。


では、どうやってそのギアを軽くするのか?


それは、またの機会に書いていきたいと思っています。