コーチングの手法 ネガテイブな感情を掘り下げる


ネガテイブな感情は、自分自身の本当の思いや価値観をさぐっていく大きなヒントになります。ネガテイブな感情が、起こった時、自分自身でも、あるいは、コーチングにおいてもそこを掘り下げてみていくといろんな発見がありますよ。


コーチングの手法 ネガテイブな感情を掘り下げる


彼と大げんかしたA子さんとの会話です。


メールの返信が、遅かった彼にA子さんは電話でどなりちらして、電話をそのままきってしまったそうです。その後、電話が何回かかっても、メールが来ても無視してるそうです。


「なぜ、彼に対してそんなに激しい怒りがわいたのでしょう」コーチ


「だって、メールの返事が遅くってイライラしていたのに・・・・・」A子さん


「イライラしていたのに?」コーチ


「そうなのに、全然自分は悪くないようにそのことには素知らぬふりをしたから・・」A子さん


「そうなんですか」
「彼はメールの返事が遅くなることは、あまりないのですか?」コーチ


「時々あります」A子さん


「そうなんですか?ではそんな時はいつも激怒してしまうのですか」コーチ


「いや、いつもでは・・・・・・」A子さん


「じゃ、どんなときに怒るのですか?」コーチ


「返事が半日くらい来なかった時には」A子さん


「じゃあ、今回もそうなんですか」コーチ


「いや今回は3時間くらいです」A子さん


「あれ、今回は3時間ですか?いつもは、それくらいじゃ怒らないんですよね」コーチ



「ええ」A子さん


「じゃあ、今回はなんで?」コーチ



「なんでだろう・・・・・・」
「・・・・・・・・・ああ、イライラしてたからかも・・・」A子さん



「そうなんですか?なぜ、イライラしたのでしょう」コーチ



「・・・・・・・・」
「・・・・・私が仕事のことで悩んでいるっていっても、何にも言ってくれなくて・・・・」A子さん


「何にも言ってくれなくっていうのは・・・どう感じていたのですか?」コーチ


「・・・・・・・・」
「本当は、私は悲しかったのかも・・・・・」A子さん


「悲しいって?」コーチ


「私のことに関心を示してくれなくて・・・」A子さん


「どうしてほしかったのですか?」コーチ



「・・・・・・・」
「気になるから・・・ゆっくり話が聞きたいって言ってほしかったのかな」A子さん


「それは、どうして?」コーチ


「彼のこと、とても愛していて・・・・だから彼にも愛してほしくって」
「彼に話聞いてほしくって・・・・素っ気なくされたようで・・・」A子さん


「って、いうことは、彼にメールのことで激怒したんだけど・・・・本当のところは、彼に愛してほしかったってことなんでしょうか。さみしかったってことなんでしょうか。」コーチ


「あ、はい」A子さん


「話してみて、どんな感じがする?」コーチ


「自分では、気づいてなかったけど、そのもやもやが怒りの原因かなって感じがしました」A子さん


「じゃあ、メールのことで怒ったことはどうでしょう」コーチ


「いつもは怒らないことで、私が激怒したので・・・・・彼はきっと戸惑ったと思います」A子さん


「では、どうすればよかったのでしょう」コーチ


「・・・・自分の寂しい気持ち、悲しい気持ちを素直に伝えればよかったのかな」A子さん


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ネガテイブな感情は、自分自身の本当の自分自身を発見するとてもいいチャンスなのです。ネガテイブな感情が起こったときに、「チャンスだ!」ととらえ、なぜ自分はこう感じてしまうのか?という問いを何回も何回も自分に繰り返していくことで、「そうだったのか!」ということもあります。是非、ネガテイブな感情が起こったときには、そういうチャレンジをしてみてください。


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