先生の仕事 保護者の心をつかんで味方にしていくとっても簡単な方法

ここでは、子どもが問題行動をとって指導が必要な時など・・・そんな時に役にたつ「保護者の心をつかんで味方にしていくとっても簡単な方法」について書かせていただいています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

保護者の心をつかんで味方にしていくとっても簡単な方法



先生の仕事をすすめていくうえで欠かせないのが、保護者との信頼関係です。これがつくれると、子どもも安心していくことができます。ここでは、保護者の心を簡単につかむ方法についてお知らせします。



先生の仕事―立って待つ



さて、保護者の心を簡単につかむ方法ですが、本当にシンプルなものです。


それは・・・・


「立って待つ」


というものです。特に、生徒に問題があったりして、保護者の方に学校に来ていただいた時などには、とても効果を持つと感じます。なぜなら、大きな安心感を保護者に抱かせるからです。



保護者の気持

ある保護者の方から、こんな話を聞いたことがあります。小学校時代のことだそうですが、夏休みの個人懇談に学校を訪れたそうです。そして、順番が来て教室に入ると、担任の先生が、立ち上がってこういわれたそうです。


「お母さん、まあ子どもさんの机の中みてくださいよ!」


と厳しい口調で言われ、そうしてお母さんを、その机の所につれていかれたそうです。続いて、子どもさんのできていない部分、課題をずっと言い続けたそうです。


夏の暑いとき、慣れない個人懇談に行き、教室に入るや否や、自分の子どもの課題を言われ続ける。それだけ並べられると・・・・・・


「お母さん、一体あなたはどんな教育を家でされているのですか」


と言われているような気持を持ち続けたことでしょう。


するとお母さんはどう思うでしょう。もう説明する必要もありませんよね。


先生の仕事-保護者の思いがあたえる影響


さきほどの小学校の先生は、保護者との信頼関係を気ことができるでしょうか。それはなかなか難しいと思います。自分の最愛の子どものこと、そして自分のことを真っ先に攻め続けるような人を信頼することは難しいのではないでしょうか。


こういった経験をされた保護者は家で、子どもになんというでしょう。


「あの先生は、とっても素晴らしい信頼のおける先生ね!」となるでしょうか。


ならないことの方が自然でしょう。
家で、保護者が学校のこと、先生のことを厳しく批判すればどうなるでしょう。子どもの教育にいい影響を与えることはないでしょう。



先生の仕事―保護者との信頼関係構築


私は、例えば私は生徒が生活指導のも問題を起こしたりして、保護者来校していただく機会は一つの大きなチャンスだと考えています。


なぜなら真剣に子どもことについて保護者の方と語り合える機会だからです。


保護者の方はどんな気持ちで来校されるでしょう。


子どもが問題を起こした・・・・・・・学校に呼ばれる・・・・・


混乱・不安・パニック・悲しさ・怒り・・・・・様々な感情が交錯されることでしょう。
保護者の方によっては、心に鎧をつけてこられるような場合もあります


では、そういう時どう対処すべきなのか。とにかく・・・・最初が大事だと思います。


約束の15分くらい前から・・・・・・


校門もしくは校舎の前で・・・・綺麗な姿勢で立って待っておくのです。ただこれだけです。


もう一度書きます。


校門もしくは校舎の前で・・・・綺麗な姿勢で立って待っておくのです。ただこれだけです。



「立って待つ」ことのメリット


そして保護者の方が来られたなら・・・・


◆「お忙しい中、時間を割いて学校まで足を運んでいただき本当にありがとうございます」


◆「いろいろご心配のことと思います。これから、我々で協力して、お子様の成長をしっかり支えていきましょう」


◆「この度はこういうことが起こってしまい、本当に残念です。我々の力も不足しておりました。本当に申し訳ございません」


◆「今回のこと・・・あの時あれがあったからよかった・・・・・とお子様が後に振り返れるような機会にしていきたいと思います」


などの言葉を伝えて、とにかく安心してもらうことに力をいれるべきだと思います。


もちろん、先ずは保護者の方の言葉、また言葉にならないものに対してもしっかり耳を傾けることがその前提でではありますが。


さて、
「この度はこういうことが起こってしまい、本当に残念です。我々の力も不足しておりました。本当に申し訳ございません」については、


何もそこまで・・・・


と思われる方もおられるかもしれません。私も先生方とお話ししていても、いろいろ意見ができてきます。


「学校の責任にされる」「ここは保護者の方に明確に責任を感じてもらう場面なので、必要ないのでは」・・・・・・


確かにそうかも・・・と思ったりもしますが、


私は、本当に・・・長時間お子様預かっていながら・・・
そういう行動をとってしまったことに、我々も責任をもつべきなのでは・・・
という思いの方が強いです。自分が正しいなどというつもりはありませんが。


さて、
この問題が起こった後の、一番最初の保護者との面会。この時に「待って立つ」からスタートすると、保護者の方が安心して・・・・本音で話ができる状態がつくりやすいので、その後の流れがとてもスムーズになっていくと経験上思います。



おわりに

今日は、「立って待つ」ということについて書かせていただきました。
もし、そうかも・・・・と思われる方おられましたなら、是非チャレンジしてみてください。


☆関連記事