コミュニケーション 大切なこと 人を大事にする
コミュニケーションにおいて大切なこと。それは、人をみくびったり、馬鹿にしたり、たたいたりしないことではないでしょうか。人間は、時にそういったことをしたいという気持をもつことがあるかもしれませんが、それをしっかり抑制していく力をもつことが大事なのではないでしょうか。
みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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人というのは、人に対して優位に立ちたいという欲望があります。それは、それで健全に用いていけばいいとは思うのですが・・・・・
しかし、時に力のある存在が、力のまだ弱い存在をみくびったり、バカにしたり、ひどくいじったり、いじめたり、たたいたりすることがあります。
たとえば
クラブの先輩が後輩をひどくいじる
会社の上司が部下をこれみよがしに叱る
ベテラン女性社員が、若い女性社員をいびる
こんなことは、もしかしたらよくあることなのかもしれませんが、身の回りでもし起こりそうになったり、起こっていたりしたら、それをよい方向に向けていける私、あなた、チームでありたいなと思いますが・・・
実際そうは思いますが、私自身も若い頃はそういうふうに動けていない自分がいました。
私自身就職したてのころ、超ベテランのある先生から、たくさん嫌味を言われた覚えがあります。
「鑑君、これわかるかな?」というフレーズを、嫌な笑みを浮かべながら、よく投げかけられたのを、思い出します。
悔しくて悔しくて、夜眠れないようなこともありました。
何年もたって、私も経験を積んできて・・・・・
次「鑑君、これわかるかな?」と言われたら、
「そんな訳のわからない話、わかりませんよ!」と大声で言って、食ってかかってやろうと待っていたのですが(それも大人げない話ですが)・・・・
その空気を察知したのか・・・ついに「次」はありませんでした。
まさに内面は伝わるですね。
また、ある若い先生が、定期テストのあと、自分の教科の点数を担任の先生に紙で提出したのですが、締め切りの時間を10分すぎていました。
それを受け取った年配の女性の先生は、なぜそこまでと思うくらい烈火のごとくその若い先生(私とそう変わらない)を怒鳴りつけました。
怒鳴られている若い先生がとても気の毒でかわいそうでした。私は、その時みつめているだけで何もできませんでした。
なぜそんなに怒られたのか?
もしかしたら若い先生の今後を考えて・・・・
ルールをしっかり守り、たとえ10分でもやはり遅れてはいけないということを厳しく教えておかなければという思いで叱られたのなら、それはそれでありだなと思います。
しかし、ここは、一つ厳しく叱っておいて、びびらせて、自分自身を恐れさせ、さからわないようにしたいと思っての行動なら、それは絶対にいけないなと思います。
その年配の先生の真意はわかりませんが、当時の若い私は後者だと思っていました。
はたして本当はどうだったのでしょうか。
ひどいいじりを受けている人が・・・・・顔は笑っていたとしても、心は傷ついて、血を流している場合だってあります。コーチングしていると、そんな傷を抱えている人をよく見ます。
いじられて、それを我慢して我慢して、そして爆発することもあります。
そういう光景を何度も目にしました。
爆発して関係がこじれることもあります。こじれないにしても、その痛みをずっと忘れることなくもっている人もいます。
いじった方の人も、爆発のあと、腫れ物に触るようにその人に接する場合もあります。
会社などでは、そのいじられていた若い人が、いじっていた人を追い越して、どんどん出世していくこともよくあります。
どうして、そんなことを人はしてしまうのでしょう。
今、あたかも私自身はまったく無縁のように書いてかいましたが、よく思いかえすと、生徒たちやあるいは若い先生にそういったことをしてきた部分もあるのではないかと思います。
言ってしまったことを、夜思い返して反省したことも・・・・
酒の席で・・・・朝起きて思いかえして、とても気が重かったり・・・
なぜ、人はそんなことをしてしまうのでしょう。
自分自身がちゃんと満たされていないから,
あるいは、
誰かとくらべてまだ高い位置にいると確認しなければ不安でしょうがないから、
つまり、
自分に自信がないから、
そんなふうになってしうのかなと思ったりします。
自分自身のことを不完全さもふくめて全て受け入れ、「これでいいんだ」と思い、
そして、そんな自分のことを大好きでいられたら・・・・
また、そんなあなたをそのままで心から愛してくれるひとがいたら・・・
そんなふうにならないのではないかと思ったりしました。
さて、みなさんは、どうお考えでしょうか。
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