先生からの話 断るということについて
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みなさん、こんにちは。鑑 樹一(かがみ みきひと)です。ここでは、コーチングや教育のことについて考えたことを書いています。
予想外に多くの方に読んでいただき、大変うれしく思っています。心より感謝申し上げます。
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先生からの話 断るということについて
今日生徒のみなさんのお話しするのは、人との接し方についてです。
人と上手に接していく時に、人の頼みを聞くということは大切だと思います。例えば消しゴムを貸してって言われれば、貸してあげればいいでしょう。
そうしておけば、自分が忘れた時だって、逆に借りることもできますし。
また、人に優しくことも大事だと思います。いつも笑顔で、接すれば相手も気持ちいいですし、自分自身も笑顔で過ごすことは精神衛生的にいいでしょう。
また、少し意見がちがっても、どうでもいいようなことなら先方に譲るという考え方も私は嫌いではありません。
どうでもいいようなことなら、たとえ自分の方が筋が通っていたとしても、目くじら立てて自分の意見を主張するのではなく、自分の意見は流して相手に合わせてもいいと思います。
必ずそうすべきだなんてことはは思ってはいませんが、私自身はそういう考えです。
人とはできるだけ波風立てず、いい関係でやっていければいいなと思っています。
ただし、人と意見が違い、やはりここは主張しないといけない場合もあるかと思います。その時は、やはりきちんと主張すべきでしょう。
その時でも、相手の意見を真っ向否定することは避けた方がいいと思います。
私なんかは、
「なるほど!そういう考えもありますよね。ただ、私はちょっとあなたの考え方とは距離のある考え方を持っているんですよ」なんて前振りしながら、自分の意見を展開していきます。
こういう感じでやると、あまりぶつかるという形にはならないことが多いと思います。
最初の話に戻りましょう。消しゴム貸してという件についてなら、貸してあげればいいといいましたが・・・・・・
世の中には、様々な人がいて、少々踏み込んでくる人もいます。
あなたの大切な物を貸してくれ、金を貸してくれ、なんてことも言ってくる人もいるでしょう。
この時、あなたが嫌だと思ったなら・・・・・・・
決して相手に譲ることなく、それは嫌だからできないとはっきり言うことが大切です。
はっきり断る力を持つというのは、生きていく時にとても大事なことです。曖昧な態度をとってはいけません。嫌なものは嫌とはっきりいいましょう。曖昧な態度を決してとってはいけません。相手は押せば何とかなるなんてことを思ったりします。
喧嘩腰になる必要はありません。丁寧に明確な意志で断ればいいだけです。
断るというのは、本当に大切な力です。
あなたと相手との境界線をはっきりさせることです。そこを曖昧にしてはいけません。
相手にそこを踏み越えさせることを決して許してはいけません。
あなたの意志を明確に示すということは、あなたの人格を明確に発信するということであります。相手は、あなたという人を、そのことを通して理解していきます。
本音を隠して、相手の顔色をうかがい、内心不満たらたらはいけません。明確に意思を示して、この人はこういう人なんだとしっかり理解してもらうことが大切です。
これができれば、次から付き合う時もとても楽にできます。相手に、あの人はああいう人なんだと思ってもらえればいいのです。それで嫌われるなら、それもOK。覚悟を決めることが大事です。
また案外それで嫌われるということは少ないです。キャラを確立してしまえば、周りはそういう人だという形で付き合ってくれます。
何かの誘いがあった場合でも、勉強を優先したくて行きたくない場合は、「今は勉強を優先したいからごめんね」とはっきり言えばいいのです。
人の顔色をうかがいですととても疲れます。譲れることは譲ればいいのですが、譲れない時は、はっきりと自分の意志を出すということをしていくべきだと思います。
とは言っても・・・・・・
という人もいるでしょう。どうしても、どう思われるかが気になってしまうという人もいるでしょう。
そういう人は、急には無理でしょうから、ここは譲りたくないっていうようなことをいくつもリストアップしてください。
そして、リストアップした中から、一番ハードルの低そうなもの勇気をもってチャレンジしてみてください。最初は犬からでも、兄弟からでも、親からでもいいでしょう。
上手くいったら、次、次・・・というようにハードルを上げて行けばいいのです。人間は練習していけば慣れていく動物です。
今日は人との付き合い方のついて、お話ししました。特に「断る」ということを中心に話ました。世の中には、ずうずうしい人もいますので、この「断る」という力をしっかり身に着けて、断るべき時には断る!という生き方をしてほしいと思います。
ただ、今日のお話は私の考え方なので、違うかも・・・ていう人は、また自分でいろいろ考えてみてください。
いつも言っていますが、皆さん方くらいの年になれば、「〇〇はこう言っているが、いったい私はどう考えるのか?」ということを癖にしていただきたいと思います。
これは、人の話を聞いた時だけではなく、本を読んだときなどでも、そういう癖をつけていってください。
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