先生の仕事―生徒の叱り方1 どう叱ればいいのか考える
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先生の仕事―生徒を叱る たとえば提出物が出ていない場合
一番よくない叱り方
これは、ほかの場合もそうですが、「突然きれる」ってやつです。
とくに最悪なのは、よくないというメッセージを生徒に伝達をずっと定期的に、あるいは毎日、また段階的に投げることなしに「突然きれてしまう」場合です。
先生の中では、「なぜ提出しないんだ」という思うが、まるで潮が満ちるようにだんどん高まっていき、そしてある時点でまるで堤防が決壊するように怒りが噴出するという構図です。
これを生徒はどうとるか?
「先生突然きれた」
「今日は機嫌最悪だな」
「ずっとそのこと言ってなかったのに、きれるのおかしいだろ」
「教育者のくせい、自分が腹たってるからって、それを生徒にぶちまけるなんて最低!」
って言うふうになってしまいます。
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誰のために叱るのか
生徒は敏感です。一瞬で見抜きます。
それは、先生が自分たち生徒のためを思っていってくれてるのか、先生が単に自分が腹立っていっているのか、先生が自分の立場を守るために言っているのか。
それを一瞬で見抜きます。
だから、教員は自分の中に怒りが出た場合には、それを静かに吟味して、整理して・・・・そして理性的に考えて対処方法を選択すべきでしょう。
若い時には、反射的に感じた怒りの感情を生徒にぶつけて、関係が難しくなってしまうことがよくありました。
もし、それが生徒の保護者であったら、一般の人であったら、目上の人であったなら・・・・
きっとそうしなかったでしょう。
相手が若年の生徒だという意識、無意識ではありますが、相手をなめた意識、人間として尊重しない意識、教育者としての非常に低い意識、そんな心が私にあったのだと思います。
あとで考えると、自分の機嫌の悪さが土台にあり、そんな態度・言動をとったのだなあと思う事もよくありました。
なので、後には・・・・・
自分が機嫌がよくないと自覚できているときには、生徒と接する回数を減らしたり、今日はそういう日なのだから、相当注意してあたらないと・・・・という気持ちを強くして生徒に接することができるようになっていきました。
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(続きはまた明日)
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